僕は空
眠りたくなくてずっと音楽を聴いてた夜が カーテンの向こう側朝に変わる 誰かが落とした寂しさの雨粒で出来た水たまり 今日最初の光を集めてる コンビニの前のゴミ箱に溢れそうなほど捨てられた もういらなくなったもの達が眠りもしないで まだ何かやりたそうにざわついてる まっすぐにのびた通りにはまだ誰にも踏まれてない 真っ白な時間が積もってら そこに大きな音たてて始発のバスがやって来た 憂鬱も希望も積み込んでく 季節を変えにやって来た温かい風強く吹いて いろんなこと吹き飛ばしてく街を ちょっと古くなった夢を大事そうに抱えながら 新しい今日に向かって歩いてく男が まだ誰も知らない歌口ずさんでた すべての嬉しさも悲しさも もっとずっと大きな音で鳴らせばいいさ モザイク模様のレンガを踏み鳴らし進んで行くんだ その音はリズムを刻み始めて 行き先を知らない気持ちも立ち止まったままの想いも それぞれのステップを見つけて踊り始めるよ まだ何もこの向こう知りやしないんだってこと ポケットにつっこんだ手のひらの中握って 始まりでも終わりでもなく 今を歩き続けていく 僕は夢 僕は歌 僕は空 |
ダンス
その気持ち全部持って街に出ようぜ 履き古しのスニーカーで少し遠いところまで 思い思い着飾った退屈や憂鬱達が 楽しさ見つけようと通りを歩いてく ガードレールに腰掛けた夢は ビルの向こう広がる空を何か描くように見上げてた この瞬間のすべてはアスファルトの上を踊るように きれいに光って駆け抜けていく オレは自分の中で何より大事に思う想いと 離れないように手を握り合っていた プラスチックのケースに入れ続けた嘘は きっともういっぱいで オレはたぶんもっと 正直で真っ直ぐに歩いていかなくちゃ 失うことばかりに怯えてしまいそうだ 走り過ぎてく車の音が 見つからないままの答えを かき消すように追い越して行く いつか見ていた未来は道のどこかに落っことして きっともう見つかりやしないよ それでもまた誰もがたくさんの気持ち抱えながら 新しい未来に向かい進んで行くんだ ここにいるのにどこにもいないみたいに ただ忙しく過ぎては消えてくもの達の中を 歩いてくまた何度も同じように ちっぽけな想い 目の前の景色に浮かべながら この瞬間のすべてが鳴らす音は今通りを埋めて 前へ前へと響き始めた 悲しさも嬉しさも 胸の中さあ踊れよダンス 過ぎ去る時に 負けやしないように その気持ち全部持って街に出ようぜ 履き古しのスニーカーで少し遠いところまで |
音楽の惑星
どこか見晴らしのいい場所を捜しに行こう夜が 深くなるにはまだ時間があるから 真っ直ぐに帰りたくなかった この大きな世界でそれぞれのちっぽけな世界は すれ違うたびに少しだけ何かを求め合ってる 交差点の脇見つけたフェンスに飛びのって 過ぎる人や車を眺めたぼんやりと それからふと思うよ 世界にはどうしてこんなにたくさんの音楽が溢れ 産まれ続けるんだろうって 例えばきっとこんなふうさ 心に空いたからっぽに響かすように誰か そっとこんな歌歌ったんだ きっと何一つ間違いなんかじゃないさ ずっと歩いて行こう 君の声見失わないように そして明日太陽は全てを照らし 僕ら始めるだろう新しい1日を まるで何もなかったみたいに 何か忘れて来たかもしれないけれど捜しにはいかない 立ち止まることはあるけれど 戻りはしないのがルールさ この大きな世界でそれぞれのちっぽけな世界が 寂しさをまぎらわすように鳴らした小さな音達は ふわふわと街を漂っていくつもの出会いと別れの中で いつしかきれいなメロディーを作り始めていたんだ そしてこれからたくさんの夜を越えていくために 力強いステップを刻み始めた きっと何一つ忘れることなんかないさ ずっと想い続けよう 歌がまた口づさまれるように きっと何一ついらないものなんかないさ ずっと今もまだここで ちっぽけな勇気であり続けてる |
夢の足跡 ギターケース抱えてスタジオへ向かうよ そこには大げさな絶望や自分勝手な失望が ボロボロのノートと一緒に詰め込んであるから 馬鹿でかいドラムスの音にケツを蹴らしてやるんだ ギターが鳴らしたコード達はそれぞれに 夢や憧れを胸に抱いていて 自分のなりたい自分になるんだって力いっぱいに 窮屈な部屋の壁を蹴ってる 何もかもどうでもよくなっちまうくらいの 嬉しさと 楽しさと 悔しさと ここにいるんだ 何処にいくあてもなかったくせに 夢の地図でも持ってるようなふりして 交差点に建ったアパートの2階から 世界も雲もどっかに流れてくの眺めてた 5畳だか6畳だかの隅っこで 太宰だのらもだのブコウスキーだの漁っては この部屋を飛び出すことも出来ない気持ち達といつも 眠っちまうまで酔っぱらってたんだ 今までの自分に間違いを捜すけど 別に大した間違いもないかもな そして今ただ ここにいるんだ それは今も歩き続けてる 終わることなく続いてく道の上 足跡を残しながら |
リアルミー
その音楽はまるで 夢を見るためだけに鳴らされてるみたいで 踊るやつらは言うんだ 何一つ遠慮なんかいらないのさ その日地下室のすみで見つけた高鳴りを 気がつけばいつでも胸に抱えてた そして何かを変えるために練られた計画が 動き出すよ この胸の中にしまいこんでた想いは溢れて 何もかもが過ぎていく日々の中へと そう 歩き出したんだ 街中のあちこちに捨てられてたものばかりを拾い集め 鳴らしたは全部を塗り替えてしまうくらいただ自由で たった一つだけどんなときだって 自分の中にある全てを出しきることそれがルールさ そしていくつもの夜を越えたその分だけ強くなれるはずさ この街の誰もが息を飲むようなステップをきめて 何もかもを壊すように鳴らすギターで 手をのばし見つけるのさ さあどこだ?リアルミー どんなときよりもきっと純粋な心で くだらないことばっかりをさ夜通しわめきちらかすのさ 抱え込んださみしさも むなしさや悲しさも ありったけポケットの中に詰め込んで 行こうぜ あの胸の高鳴りは 何もかもが過ぎていく日々の中で 今も響いているから この街の誰もが夢を見るようなステップをきめて 何もかもを超えるように刻むリズムで 手をのばし見つけるのさ さあどこだ?リアルミー |
デイドリーマー
夢を見た何もない 日曜日の昼下がりに もう酔っぱらって眠っちまって ギターマガジン枕にして 歌を作ろう 今日はとびきりのやつを 誰かと会いたいような 1人でいたいような さっき見た夢はどんなだったか 少し寂しい気持ちだけ残った 君を想い見上げた空は青 歌を作ろう 今日こそはとびきりのやつを 回したままほってあった洗濯物を 干したけれどいまからじゃもう きっと渇きやしない 淡々と進む時間の中 つったってオレは 君を想い見上げた空は青 歌を作ろう 笑っちまうくらいに最高のやつを |
メッセージ
いろんな想い落っことしながら 僕らは周る地球のリズムに いつもヘタクソにステップを合わせながら 今日もまたなんだか歩いてる 抱えた夢や希望がいつしか 戸惑い立ち止まってしまうときは 何でもないようなことだけれど心から 笑いあってしまうような そんな時間を宝物みたいに捜したり 誰かのことを何よりも大切に思ったり そうさ そんなふうにまた進めばいい それは君のくれたメッセージ |
静かな夜 シリアスな月明かり
何もかも上手くやるんだって始めた今日がまたただ過ぎてく なけなしの金で買って来たTHE WHOのDVDもまだ見てやしない つけっぱなしのエアコンを消して迷惑メールの山を消した 明けるにはまだ長い夜の中 中途半端に腹が減った テレビをつけるとニュースキャスターがまた 総理大臣を馬鹿にしてた この国を憂いてコメンテーターが言う 無能な政府が国民を苦しめるばかりなんだって オレは正しいやり方も正しい考え方も 誰が正しいかもわからなくてただ 人が人を罵ってばかりいるのを見てるのが嫌で 消した 大して行きたくもないけど パーカーのフード被ってコンビニまで歩いてった 静かな街をなんかあの日から少し シリアスに月が照らしてる マンガ雑誌の棚の前ガラスの向こう広がる夜の どこにも居場所がないようでぼんやりとただずむけれど 世界中オレ以外きっとどうだっていいようなこと 人には知られないようにまだ 本当は捨てないでいるんだ だからもう今 きっといつかなくしちまう 古くなっていらなくなる そんなものたちと歌い踊り夜を越えて ただ声を枯らしてしまいたいよ そうさ もう他に何にもいらなくなるまで |
日々
午前6時目を覚ましたら物憂げな音をきしませ 歯車は回り始める時計の針はチクタクとほら せっせとほら正しいリズムを街中に鳴らすから 何を思うよりも前にとりあえずドアを開けるんだ 方南通りセブンイレブンブラックコーヒーを手にして 思ったよりも悪くない天気に少し気を良くして そういや今日はジョンレノンのたしか命日だからさ BGMはこいつにしよう ”(JUST LIKE )STARTING OVER” あてのない日々が相変わらずまた進むよ 明日はどっちだそっちの方か? 街には今日もたくさんのニュースが届けられていて 内閣は支持率を上げたり下げたり忙しそうだ ヨーロッパに行って頑張ってるサッカー選手が 昨日かっこいいゴールを決めたんだ オレは嬉しくなるよ 何かがきっと見つかるはずだってここにやって来て なんだかちっともわからないうちにすっかり居座っちまって だけど友達はちょっと自慢していいくらいに たくさんいるんだ おかしなやつらばっかりさ 行く先を見つけようと彷徨う気持ち抱え いくつも過ぎたたくさんの日々 その中でただ夢を描いた 力のかぎり想いを投げた 他の誰かのものなんかじゃない 自分自身をありのままにさ そして今また目の前にある 何処までも続いていく道を とまどいながらつまづきながら だけどたしかに歩き続けてる 見慣れた景色と人波の中へ飲み込まれて行くよ 太陽に照らされ その中でただ今を描くよ 力のかぎり今を生きるよ 他の誰かのせいなんかじゃない 自分自身がただそこにいる そして今また目の前にある 何処までも続いていく道に とまどいながらおびえながら だけどたしかに歩き続けてる |
ロックしようぜ (LET IT ROCK!)
忙しい毎日や 複雑な社会事情が ぐるぐると大きな渦のように流れる中へ ちっぽけな勇気ととりあえず漕ぎ出した だってこのままじゃちょっと退屈じゃないか 空に向かいいくつも大切な気持ちを放り投げた そいつらきっと今でもどっかの 道端に落っこちて相も変わらず歌ってるんだろ 思うままにさあ今をロックしようぜ この街を生きてく人々のポケットから溢れた 情熱や愛しさに街は赤く照らされ その後で無口に星たちはやって来て 何万年も前の光を届けてる その上めいっぱいに行き場のない気持ちを描きなぐった そしたら空は表情を変えて またいやんなるくらいきれいに新しい1日を照らし始めた 思うままさあそこに今を描こうぜ LET IT ROCK! |