路上の歌
「大切」は 今何処にあるんだろう? 日常に雲った 胸の奥を僕は覗きこむ 何かに触れようと 手をのばす ただじっとはしていられないさ ああ 今を ああ 強く もっと強く握りしめたいよ 真っ青な空のてっぺんから 太陽が心を焦がすんだ 36度の体温で 履き古したコンバースで つまらないことで落ち込んで それでも繰り返す生活に未来(あす)を見て 兎にも角にも歩き続けている 過ぎる ああ 時を もっと強く踏みしめたくて 真っ黒なアスファルト上で 不確かで愛しいもの達が くじけないように 砕けないように 逃げ出さないように 声張り上げ 叫ぶんだ 胸が騒ぐ 憂鬱と不安に埋もれた ああ こんな ああ 気持ち もっとやさしく抱きしめたいよ 「大切」は今 此処に確かにある 古ぼけたガラクタかもしれないけど 嘘なんかじゃない この広い世界を自分自身の足で確かめ感じながら 歩いて行きたい 強く ただそれだけなんだ 真っ青な空のてっぺんから 太陽が今僕の 心を焦すんだ 太陽が今僕の 心を焦すんだ |
メロディ
僕は遠くもう遠く 長くもうずいぶん長く 変わらない想い抱いて 歩き続けてきたんだ まるで笑い話くらい どんなゴールも見つからないまま だけど気がつけば周りには そんなやつらばかりがいて 夜がふける頃 家を飛び出して 思いつくままに 街を彷徨って ぼんやりふかす煙の向こうに 夢を描いてる 午前6時のアラームで 重い身体を起こしたら 鏡の中眠そうに 今日を始める自分がいる 時に笑いあったり 時にイライラしたり まるで繰り返しのようで だけど違う日々は過ぎる 空が晴れる頃 家を飛び出して 思いつくままに 街を彷徨って ふと思い浮かんだ なんかいいメロディ 忘れないように ラララ ラララ歌う 歌う 音楽がまるで自由に 何もかもを奏でるように 僕ら誰もきっと自由さ 今 胸の中の想いを信じるなら 愛すのならさ この小さな息吹も 風になって街を吹きぬけてく 僕は遠くまだ遠く 長くこれからまた長く こんな気持ちのままで 歩き続けてくんだろう まるで意味のないような 何処にも届きやしないよな こんなメロディに いつも心躍らせて 何か期待して あいも変わらずに歌う ラララ ララララ ラララ ラララ 歌う |